聞こえについて

聞こえについて

たとえば老人性難聴など、年齢とともに聴力が低下するのは自然の現象です。しかも、はじめは軽度であってもそのままにしておくと、次第に難聴の程度が進むケースが多いようです。視力を補うメガネと同様に、聴力を補う補聴器もぜひご活用ください。

補聴器選びの3つのポイント

  • ポイント1

    「ご自分の耳の聞こえ具合を知る!」

    まずは、ご自分の耳の聞こえ具合を把握しましょう。人それぞれに耳の特徴があり、聴力損失の程度も異なっているからです。補聴器選びの第一歩は耳の特性を知ることです。

    まずは、ご自分の耳の聞こえ具合を把握しましょう。人それぞれに耳の特徴があり、聴力損失の程度も異なっているからです。補聴器選びの第一歩は耳の特性を知ることです。

  • ポイント2

    「補聴器の特性を知ること!」

    耳と同じように補聴器にも特性があります。形状の違いから、音質の違いなど、その特性がご自分の耳の特性とうまく合ってこそ”自分にふさわしい補聴器”と言えます。ご自分の耳にぴったりと合うこと。それが補聴器選びの基本です。

    耳と同じように補聴器にも特性があります。形状の違いから、音質の違いなど、その特性がご自分の耳の特性とうまく合ってこそ”自分にふさわしい補聴器”と言えます。ご自分の耳にぴったりと合うこと。それが補聴器選びの基本です。

  • ポイント3

    「専門医・専門店でのご相談!」

    補聴器をお買い求めの前には、必ず聴力の測定をお受けください。専門医もしくは専門店でじっくりとご相談ください。

    補聴器をお買い求めの前には、必ず聴力の測定をお受けください。専門医もしくは専門店でじっくりとご相談ください。

補聴器の形

お探しの形をお選びください

  • 耳あな形

    耳の中にぴったり収まるので、目立たず、邪魔になりません。
    サイズにより、カナル、フルサイズ、マイクロカナルの3タイプがあります。
    身だしなみに気を配る方、活動的な方に最適。

    長所

    小型・軽量(目立たず、スマートに装着)。
    自然な音が得られる(耳の中心で集音)。
    両耳装用に最適。

    • CIC/耳あな形補聴器の最小サイズ。
    • 耳の穴の奥に入りほとんど見えない。
    • カナル/CICより少し大きめの耳あな形補聴器。
    • 耳の穴に入り見えにくい。
    • CICより少し大きめの電池が使用できる。
    • フルサイズ/耳の窪みに入る耳あな形補聴器。
    • サイズが大きめなので取扱いやすい。
    • パワーもある。
  • 耳かけ形

    耳の後ろにかけて使います。耳介にぴったりフィットするので、装用感も実に快適です。

    長所

    種類が豊富で適用範囲が広い。
    比較的扱いが簡単です。
    耳あな形に比べ寿命の長い電池が使用できます。

    短所

    耳あな形に比べサイズが大きい。
    汗や水の影響を受けやすい(故障の原因)。

  • ポケット形

    力強いパワーと豊富な音量感が特徴のイヤホンで聞くタイプ。
    スイッチ操作やボリュームの調整が簡単です。

    長所

    パワー、調整機能にゆとりがある。
    簡単操作で手軽です。
    お求めやすい価格(耳あな形や耳かけ形に比べ安価)。

    短所

    サイズが大きい。
    目立つ。

難聴の種類

難聴の種類の図解

  • 1.伝音難聴

    中耳炎や鼓膜の損傷などによる、外耳から中耳にかけての障害が原因です。医学的に治療が可能とされています。

  • 2.感音難聴

    内耳以降の感音器の障害が原因です。年齢とともに聞こえにくくなったり、また薬物や長時間騒音下にいることによる聴覚障害です。一般的に医学治療は困難とされています。

  • 3.混合難聴

    感音難聴と伝音難聴の両方の症状があります。

難聴の程度

聴力の低下の度合いによって以下に示すように、難聴の程度が決まります。あなたの聞こえは、どのレベルでしょうか?

正常

25dB 以下

ほとんど不自由しない。

軽度難聴

26 ~ 40dB

聞き取りが少し困難になり、遠くの声などが聞きにくくなる。

中等度難聴

41 ~ 55dB

56 ~ 70dB

普通の会話の聞き取りが困難になる。

普通の会話が聞き取れない。

大きな声なら聞き取れる。

高度難聴

71 ~ 90dB

耳元の大きな声ならなんとか聞き取れる。

ろう

90dB 以上

ほとんど分からない。