大きな音からで耳を守ってくれる補聴器の突発音抑制機能とは?

大きな音からで耳を守ってくれる補聴器の突発音抑制機能とは?

大きい音は、補聴器だともっと大きくなる?

補聴器というと、周囲のあらゆる音を拾ってそのまま大きくする装置だと考えている方もいるでしょう。ですが実際には、補聴器は拾った音を細かく調整し、最適な形で耳に届けてくれるのです。

ドアが急にバタンと閉まったり、食器同士がぶつかったり、物が落ちたり、電話のベルが突然鳴り響いたり…。こうした予期せぬ大きな音に不快な思いをしたことがある方に、知っていただきたいのが「突発音抑制機能」です。
日常の中で起こる大きな音を補聴器がそのままさらに増幅してしまうと、強い不快感につながります。突発音抑制機能は、そうした急な大音量を瞬時に察知し、増幅しないよう自動で調整します。音の大きさや持続時間を常にチェックし、会話などの必要な音には影響を与えず、不意の突発音だけを素早く抑えてくれるため、より快適に会話を聞き取ることができます。

突発音抑制の役に立つ場面

特に音に敏感な方や、日常の中で突然の音に驚きやすい方にとって、この機能は補聴器の使い心地を大きく向上させてくれます。予期しない大きな音によるストレスや不快感を和らげ、下記のような場面で安心して過ごせるようになります。突発音に気を取られずに会話へ集中できるため、聞き取りもスムーズになります。

1. 食事のシーン

  • お椀や皿を置くときの「コン」という音

  • ナイフやフォークが触れ合う「カチャカチャ」という響き

2. 家の中で聞こえる生活音

  • ドアが勢いよく閉まる「バタン」

  • 水を流すときの「ザー」

  • スリッパの「パタパタ」という足音

  • 新聞紙を扱うときの「ガサガサ」

3. 外出時の環境音

  • 工事現場からの大きな衝撃音

  • ハイヒールの「コツコツ」という足音

  • 突然の拍手音

必要な音はそのままに、不意に響く大きな音だけを抑えてくれるので、より落ち着いて日常生活を送れるようになります。

 

 

 

 

シグニアの最新シリーズSignia IXなら、全クラス搭載

 

いままで一部の高機能(高いクラス)の補聴器にしか搭載していなかった「突発音抑制」機能ですが、シグニアの最新補聴器シリーズSignia IXなら、すべてのクラスに搭載されています!

ここでご紹介したのは、補聴器に搭載されている一部の機能です。突発音だけではなく、「風雑音抑制」や「ハウリング抑制」など最近の補聴器には、様々な便利な機能が付いています。どの機能が搭載されているかは、補聴器のシリーズやクラスによって異なります。少し複雑ですので、補聴器のご検討の方は、補聴器販売店のスタッフに相談することをお勧めします。自分のニーズや生活環境を話すと、適切な器種をお勧めしてくれるでしょう。

購入前に補聴器を試聴貸出してお試しできるサービスを実施しています。まずは気軽に補聴器を体験してみてはいかがでしょうか。